Part1開催 (全4回シリーズ)
パートナー・夫婦・親子・既婚者、との関係で、もう悩まない!
人はなぜ
わかり合いたいと思うのか
あらゆる人間関係の仕組みが解る
6月12日(日)
14:00~16:00
高山市大新町1丁目95-2
猫の月さくらやま 向かい
ideeカレッジ飛騨高山校にて
10,000円/4講座パック ・ 3,000円/1講座
6月10日(金)
20:00~22:00
ZOOMにて12日と同内容で行います
10,000円/4講座パック ・ 3,000円/1講座
あらゆる人間関係の仕組みが解る!
全4回講座に分けて仕組みを解説
リアル講座:14:00~16:00
Zoom講座:20:00~22:00
Day1 | Day2 | Day3 | Day4 | |
開催月 | 6月 | 6月 | 7月 | 7月 |
リアル講座 | 6/12 | 6/25 | 7/10 | 7/23 |
ZOOM講座 | 6/10 | 6/23 | 7/1 | 7/15 |
問い合わせ先 : info@idee.llc
田口・伊藤まで : 0577-62-3388
全4回講座に分けて仕組みを解説
リアル講座は『飛騨高山校』にて
リアル講座:14:00~16:00
Zoom講座:20:00~22:00
Day1 | Day2 | 質疑応答自由参加 | Day3 | Day4 | 質疑応答自由参加 | |
開催月 | 6月 | 6月 | 6月 | 7月 | 7月 | 7月 |
リアル講座 | 6/12 | 6/25 | 6/25 | 7/10 | 7/23 | 7/23 |
ZOOM講座 | 6/10 | 6/23 | 6/25 | 7/1 | 7/15 | 7/23 |
人と自分。実は世界はここにあります
ideeカレッジでは、当たり前を当たり前だと思わない、常識を常識だと思わない精神で、徹底した実存目線にたって人間関係を再定義しました。今までの『人間関係』を、新しい概念、新しい視点で全く新しい関係にしてみませんか ⁉ この新しい人間関係は、今まで関わる人たちとの付き合いをやめることではありません。今までの人たちに対して、新たな視点で、新たな観念で見て関わってみましょう、というご提案です。つまり、ご自身の視点の次元を上げてみませんか、というご提案なのです。
8月の本講座開始前の特別企画。
6月・7月限定の全4回のオープンカレッジが始まります。
今回のテーマは『人間関係』
私たちは、絶えず、人の間で生きています。生まれてすぐに人と関わります。実の母、育ての母、父親、兄妹、肉親・・人との関りは自我が未発達の段階でも容赦なく降り注ぎます。そして、自我意識の形成時にも際限なく人との関りが途切れません。
そして、自我が自己、他者、モノ、との関りを明確に分離したタイミングを頂点に、すべての分離の統合が始まります。このターニングポイントに、家族とは?親子とは?夫婦とは?パートナーとは?、そして自分とは?という根本問題を無視できないことが徐々に起きてきます。
あなたはその問題をやり過ごすことはできますか?
ideeカレッジでは、その問題にフォーカスし、徹底的に、思考と感性から解答いたします。
エグゼクティブコーチ田口が伝えたい思いを童話に表現しました。
*28歳の田口コーチの作品。
童話
『月まつり』
夢の続きを見つけに
「ここだ!ここがが僕の探していた場所だ!!」
ラビは長い旅路の末にひらめきの丘を見つけた。
夕暮れ時だった。
長い旅の間、ずっと持ち続けていた古びた双眼鏡から溢れんばかりの大自然に囲まれた海辺の小さな街を覗き込んだ。
ラビはしばらくの間、そこに佇んだ。
真っ赤に染まっていた夕焼け空はやがては消えていき薄い空色に変わると同時に月が浮かび上がった。
三日月の晩だった。
白い姿で表れた三日月は、夜が深まるにつれその姿は剣のように美しく光り輝いていった。
静かに波打つ海の音が心地よく心の奥の奥まで染み込んでくる。
波打つ海は更に輝きを増した月の光を浴びた。
すると、さっきまで沈んだままだった星の砂が少しずつ浮きあがり、ゆらゆらと踊り始めた。
やがて引いては打ち寄せる波に星の砂は打ち上げられ、海辺はデリケートな星の砂が敷き詰められ、目の前に広がる風景は一層キラキラと輝き出した。
ラビは今の暮らしから離れたくて逃げたくて、満たされない誰にも語ることのできない想いを一杯に抱えて旅にでた。
仕事はある。生活環境が悪いわけでもない。
でも、ラビは苦しさと寂しさと虚しさで一杯だった。
それが何故だか解らないまま、、
ラビは毎日、自問自答を繰り返しながら旅を続けた。
「助けて!」
心の中で繰り返し叫んでも答えは返ってこなかった。
答えを見つけるまではやめることは絶対できない旅だった。
なぜなら、自分に向かうのを辞めたときは自分を生きることを諦めるときだということを感じていたからだ。
仕事は楽しくないわけじゃなかった。
人間関係が凄く嫌なわけでもなかった。
自らが選んで決めた仕事である。
誰からも強要されているわけでもない。
だけど、仕事でも日常でも空虚感は毎日襲ってきた。
本気で楽しめなかった。
ひとりの時間以外は偽りの自分を演じ続けた。
孤独感を感じながら楽しそうに振る舞った。
毎日、頑張っているのになぜ?
本当に苦しかった。
本当に虚しかった。
人知れず苦しんだ。
人知れず虚しかった。
「僕にとって仕事とは何だろう?
なぜ仕事をする?仕事をする意味は何?」
お金のためじゃない、生活のためでもない、義務とも違う、、
でも毎日頑張っても頑張っても何故こんなにも苦しくて虚しいのだろうか⁉️
「僕は何故ここにいる?」
「僕が存在している本当の理由とは?」
「何のために生まれて来た?」
「意味もなくここに居る訳じゃない!」
幾度も心の中で叫んだ!
誰かに聞いても答えはない。
空高く自由に飛んでいく飛行を見ながら
「僕も乗せてって欲しい!」
もしも、誰も知らないどこか遠くへ行くことができたら少しは楽になれる気がしたのだ。
ラビは心は『わからない』という苦しさで破裂しそうだった。
決して逃げることはできない旅だとわかっていたが、ほんの一時でも楽になる瞬間が欲しかったのかもしれない。
ほんの一時でも逃げることができたら少しは救われる気がしていたのかもしれない。
しかし、ラビは絶対に逃げなかった。
絶対に諦めることが出来なかった。
この苦しさの中にこそ、必ず最大の知恵と価値と、本当に欲しい答えがあると信じていたからだ。
大空を飛ぶ飛行機をみると涙が溢れた。
「僕も自由に飛び回りたい」
「高くて広い大空を大手を広げて舞いたい」
今の現状から早く脱したい思いで一杯だった。
様々な思いや感情を体験しながら旅を続けたラビだったが、いつしか次第に心安らぐ自分がいることに気づきはじめた。
それは自然界と交わるときに起きていた。
風を感じ、太陽の温もりを浴び、大地に堂々と佇む木々に見守られ、どんな場所でも楽しげに咲き誇る草花に学び、空高く飛びまわる鳥たちをみて自由を感じた。
言語こそ発しないが、大宇宙自然界に存在する全てのものは有無を言わず僕の全てを受け入れてくれた。
この大自然界の壮大で無限なる愛と優しさを全身全霊で感じていた。
探している答えが見つかったわけではなかったが、心が安らいだ。
癒されていった。
次の日も、また次の日もラビは自然界に触れた。
自分を語った。
季節は秋を迎えていた。
秋の河原一面に存在するススキたち。
背筋を伸ばして凛と立ちつくし、魅力的な穂先は太陽の光を浴びて輝き、咲き誇り、風のリズムに合わせて揺れている。
その姿はただただ、存在する自らを楽しんでいるようだった。
何かを求めるわけでもなく、今いる場所で命を輝かせている。何処かに行きたいと嘆くわけでもなく、ただあるがままの真実の自分を最高潮に楽しんでいるのだ。神々しくて眩しかった。
それはまるで、おとぎ話の中に入ったような風景だった。
ラビはその風景と一体化しているような感覚に陥っていた。
この幻想的な風景の中に飛び込んだら、僕の知らない未知への扉がありそうな、そんな気分になるのを感じていた。
自然界に佇むとき、自分の全てを洗いざらい曝け出せた。
空、風、雲、太陽、月、星、草花、木々、昆虫、鳥たち、、
ラビの語る言葉、胸のうちを静かに何も語らず黙って優しく受け入れてくれる。
涙が溢れそうになる。
心が洗われていく。
「僕はひとりじゃないんだ!!」
差別もせず、説教もせず、嫌な顔もせず、全てを受け止めてくれる。
そして優しく、自然のリズムでゆっくりと語りかけてくれる。
そのメッセージは『愛そのもの』だった。
悩んでも、苦しんでも、悲しんでも、くよくよしても、太陽は光を注いでくれる。
風はそっと頭を撫でてくれる。
ラビはいつしか自然界に癒されていった。
自然界と全てを解かち合っていた。
胸につかえていた苦しみも消えつつあった。
ラビは自分を楽しみ始めていた。
ふと、我にかえると辺りは真っ赤な夕焼けに包まれていた。
その夕焼けはラビを見守り祝福してくれていた。
夕焼けはラビに感動を与えながら消えていき、薄い静かな青に変わっていった。
一日の終わりを告げる色だった。
月が顔を出していた。
ラビは月にも魅了されていた。
「それにしても、なんて月に近い丘なんだろう」
感激に浸るとき、心の中のもやもやはなくなる。
何もない澄んだ心で、ただ月だけを見上げていると不思議な音色が響いてきた。
ラビは目を閉じ、その音色に耳を澄ました。
月から聞こえてくる音色。
それは、ラビへの贈りものだった。
こんなにも素晴らしい瞬間を体験できるなんて!
ラビの胸は高鳴り、最高潮に達した。
ドキドキが止まらなかった。
鎮まりかえっていた自分の中のエネルギーが動き出すのを感じていた。
ラビの脳裏にはどこまでも続く果てない一本の道がみえていた。
それは、これまで自分が歩んできた道でありこれからも続いていく未知と繋がっていた。
そこには過去も未来も今もすべてが存在していた。
永遠に続くその道に明かりが灯されていった。
一本の道は柔らかな螺旋を描くように、奥へ奥へと明かりが灯されていった。
ラビはその道を自由に行き来することができた。
自分の人生のすべてがそこにあった。
さらに先へと進むと、そこには懐かしさを思わせる幻想的ない世界が広がっていた。
「ラビ、よく来たね」
そこには優しくも強い愛の光で一杯だった。
ラビはあまりの驚きと感動で、その場に立ち尽くしていた。
優しくて強い愛たちがが奏でる音色が響き始めた。弦楽のようだった。
幾つもの時代を超えた音、幾つもの想いが重なった音、すべてを包み込む音は鳥肌が立つほど調和している。
その弦楽のような音色がクライマックスに達すると、月の光はいっそう黄金色に輝き出した。
そして、それは調和を超えひとつになっていった。
それは『愛そのもの』だった。
ありのままの自分で生きるとき、僕たちは愛と調和になり得るのだ。
ありのままの自分とは、自分の魂の思いそのもので生きることだ。
ラビはもう気づいていた。
自分の心の奥に眠っていた本当の思いに触れたとき、本当に望む人生の一歩を踏み出せるのだと。
なんて素晴らしい!
ラビは感謝ていっぱいだった。
この世の全てにありがとう。
命をありがとう!
ひらめきの丘へ辿り着いてから、ラビは毎日毎日、自分と語った。
ラビは諦めず旅を続けて本当に良かったと思った。自分の疑問や葛藤から目を背けることなくひたすらに向き合って本当に良かったと思った。
ラビは大自然界の愛に触れた。
ラビは大自然界の愛を感じた。
ラビは大自然界の愛を知った。
そしてラビはその『愛』を自分の中にも感じた。
つらい経験の中にこそ、価値と恩恵と意義は潜んでいる。それを見つけ出したとき、それに腹の底から気づいたとき、それら全てを愛と感謝に変えていくことができるのだと。
ラビの旅は続いていく。
第一幕 完
「終わりに」
3次元の物質や出来事に意識を向けて、それをどうにかしようとしているときほど苦しいことはない。
それ以上に価値のあるもの、それは自分。
3次元世界は自分が創造している。
そして、この世界は自分をみせてくれる、自分を教えてくれる世界なのだ。
僕たちはこの世界を通して、多くの経験体験を積み重ねる。
僕たちはこの世界を通して、あらゆる感情を体験する。
しかし、それらの全ては本当の自分を生きるための『愛』の現象であり、感覚なのである。
この理解、解釈が出来れば全ては『愛』だと知ることができる。
この世の全ては「愛」の経験なのだ。
自分を知っていくための尊い経験なのである。
何かにつまずきぶつかったときは、事柄に目を向けるのではなく、価値を見出そう!
その体験の中に最大の知恵と価値は存在する。
常に価値と恩恵に意識を、自分を向けるのだ。
簡単なことではないかもしれない。
感情が大きく揺さぶられるかもしれない。
揺さぶられる感情こそが、自分自身を真実へと導いてくれる。
揺さぶられるからこそ、「なぜ」と疑問を持ち自分に向かうきっかけとなるのだ。
真実の自分へと向かう大切な「サイン」なのだから。
ラビがひらめきの丘をみつけてから25年の年月が流れた。
その間も、ラビは様々な経験体験を重ね、今また新たな扉の前に立っている。
その扉は疑いようのない自分の真実に向かう扉であることをハッキリと解かっている。
僕の旅はこれからも永遠に続いていく。
しかし、もう迷うことはない。
本当の自分の思いを基準に生きる真実を知ったからだ。
真の自己主義で生きることを!
目の前には常に選択が立ち並ぶ。
それを選んでいるのは、どんなときも紛れもない自分自身である。
自分を生きるのであれば、自ら己を選択していかなければならない。
そして、自分に向かうことをを常に決め続けていくのだ。
向かう方向性は皆同じである。
自分である!
それが『真の自己主義で生きる』ことになる。
『真の自己主義』とは真実の自分になるための唯一無二の方向である。
真の自己主義で生きたとき、もう迷うことはなくなる。
そして、自由で楽に楽しく自分らしく生きることができるのだ。
ひとりでも多くの皆さまが『真の自己主義で生きる』きっかけとなりますように。
2022年6月1日
問い合わせ先 : info@idee.llc
田口・伊藤まで : 0577-62-8833